失恋したり、大切な人を失ったり、思いがけず人間関係が離れていったり。健康やお金の問題に苦しむこともあれば、自分ではどうにもできない出来事に心を揺さぶられることもあります。人生には避けられない悲しみがいくつもあり、人はそのたびに深く傷つきます。しかし同時に、苦しみを抜け出したとき、人は必ず成長し、以前よりも強くやわらかい心を手に入れます。
苦しみの渦にいると、人はやる気を失い、前が見えなくなり、幸せを感じる力さえも弱まります。「もう良いことなんて起こらないのでは?」と錯覚してしまい、その不安がさらなる苦しみを呼び寄せてしまうことも少なくありません。
けれど、私が人生の大きな悲しみを通して学んだのは、“苦しみに心を明け渡してしまうと、幸せの気配が届かなくなってしまう”ということでした。心の状態が暗く重くなるほど、明るいものは入りづらくなるのです。だからこそ、自分の軸を取り戻し、できる限り早く「苦しみの世界」から抜け出すことがとても大切なのです。
苦しみの渦の中に長く留まるほど、現実には同じような重い出来事が連鎖しがちです。そしていつしか、「私の人生はどうしてこんなに苦しいの?」という思いが日常の一部になってしまい、「どうせ私は幸せになれない」と人生をあきらめてしまうこともあります。
でも、それはまるで、自分の人生のハンドルを手放してしまったような状態です。本来、人生のかじ取りはすべて自分自身で行うもの。どんなに苦しみの中にいても、そのハンドルを渡してはいけません。
では、どうすれば苦しみや悲しみのループから、できるだけ早く抜け出せるのでしょうか?
ここからは、私が実際に助けられた方法を3つ紹介します。
①「自分の感情を否定しない」ことから始める
苦しみの中にいると、人はつい自分の感情を押し込めてしまいます。「こんなことで泣いてはいけない」「もっと強くならないと」と、自分を責めてしまう人はとても多いです。私も以前は同じでした。
でも、感情を否定すると、苦しみは心の中で大きく膨らみます。
まずは「私は今つらいんだ」と認めてあげること。感情には良い悪いはありません。ただそこにあるだけです。感情を認めた瞬間、苦しみは少しずつ動き始めます。
②「日常の中に光の要素を入れる」
苦しみのループから抜け出すためには、小さくても“光”を感じる行動を取り入れることが有効です。大きなことをする必要はありません。
・朝の光を浴びる
・好きな香りを焚く
・自然のある場所を散歩する
・温かい飲み物をゆっくり味わう
こうした行動は、心の重さを少しずつ溶かしてくれます。私もつらい時期は、毎朝10分だけ日光を浴びる習慣をつくりました。たったそれだけなのに、心の深い部分が少しずつ柔らかくなっていったのを覚えています。
③「誰かとつながる」
苦しみの世界にいると、人と会うのがとても重く感じられます。しかし、孤独は苦しみを増幅させてしまうことがあります。
信頼できる人と少しだけ話す、カフェで店員さんと軽く会話をする、オンラインで誰かの声を聞く。それだけでも心は大きく変わります。つらい時に“ひとりで抱えこまないこと”は、想像以上に大切です。
結論:苦しみのループは必ず抜けられる
苦しみや悲しみのループは永遠に続くわけではありません。どれほど深い悲しみでも、必ず出口があります。むしろ、その苦しみを乗り越えたとき、人は一段深く成長し、新しい自分へと生まれ変わることができます。
あなたが今どんな状況にいても、苦しみの渦はあなたを閉じ込めるために存在しているわけではありません。それは、あなたが新しい段階へ向かうための“通過点”。あなたが自分の感情を認め、日常に小さな光を取り入れ、誰かとつながることで、その通過点は静かに終わりを迎えます。
どうか、自分の人生のハンドルを手放さないでください。あなたの未来には、まだたくさんの光が待っています。あなたは必ず、今いる場所から抜け出せます。
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