理由ははっきりしないのに、人の顔色が気になりすぎたり、急に距離を取りたくなったりすることはありませんか。私自身、昔は人間関係で同じようなパターンを何度も繰り返していました。あとから振り返ると、その背景には過去のトラウマと、そこから形づくられた愛着スタイルがあったと感じています。
トラウマは、強烈な出来事だけを指すものではありません。幼い頃に十分に気持ちを受け止めてもらえなかった経験や、安心できなかった記憶も、心の奥に静かに残ります。そしてそれは、大人になった今の行動や感情に、思っている以上に影響を与えます。
トラウマと愛着スタイルが作る心のクセ
トラウマがあると、人は無意識に自分を守ろうとします。不安型愛着スタイルの方は、「見捨てられたくない」という思いから、相手の反応に敏感になりやすいです。連絡が遅いだけで不安になったり、相手の言葉を深読みしてしまったりします。
一方、回避型愛着スタイルの方は、傷つく前に距離を取ろうとします。親しくなるほど息苦しさを感じ、無意識に心を閉ざしてしまうこともあります。どちらも間違いではなく、過去のトラウマから生まれた、とても自然な反応です。
大切なのは、「自分はダメだからこうなった」と思わないことです。そうならざるを得なかった理由が、必ずあります。守護天使の光として伝わってくるのは、「まず理解することから始めて」というやさしいメッセージです。
ジャーナリングで心の声を取り戻す
私が心の変化を実感できた大きなきっかけが、ジャーナリングでした。ジャーナリングは、感じていることを評価せず、そのまま書き出すシンプルな習慣です。最初は「今日は疲れた」「なんだかモヤモヤする」そんな一言からで十分です。
毎晩寝る前にノートを開き、5分だけ自分の心と向き合いました。続けていくうちに、「この不安は、昔のあの出来事と似ている」「ここで反応しているのはトラウマかもしれない」と気づく瞬間が増えていきました。ジャーナリングは、心の中にある声を、静かに可視化してくれます。
書くことで感情は外に出ていきます。頭の中で渦巻いていた思考が整理され、愛着スタイルのパターンにも少し距離が生まれます。ジャーナリングは、過去を掘り返すためではなく、今の自分を安心させるための時間です。
カウンセリングという安心できる支え
ジャーナリングだけでは向き合うのがつらいトラウマもあります。そんなとき、カウンセリングはとても心強い選択肢です。専門家の前で言葉にすることで、感情はさらにほどけていきます。
私がカウンセリングを受けたとき、「無理に答えを出さなくていいですよ」と言われた一言に、胸がふっと軽くなりました。カウンセリングは、正解を教える場ではなく、光を当てて気づきを促す場所です。安心できる関係性の中で、自分の愛着スタイルを体感的に学び直していくことができます。
マインドフルネスや呼吸法など、日常で使える小さなケアも教えてもらえます。トラウマと向き合う道のりは一人で歩かなくていい。そのことを知るだけでも、心はずいぶん楽になります。
過去のトラウマは、確かに人生に影響を与えます。でも、ジャーナリングやカウンセリングを通して、自分を大切に扱う習慣を重ねていくと、愛着スタイルは少しずつ変わっていきます。心の平和は、ある日突然手に入るものではなく、小さな気づきの積み重ねです。
今日ノートを開く、その一歩が、未来の人間関係をやさしく変えていきます。あなたの心には、癒える力がちゃんと備わっています。
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