やりたいことはいくつも浮かぶのに、なぜか決められない。
どれを選んでも間違えそうで、結局なにも始まらない。
そんな時間を過ごしたこと、ありませんか。
一生懸命考えているのに動けないと、「自分には決断力がない」「才能が足りない」と責めたくなりますよね。
けれど実は、選べない理由は能力の問題ではありません。
選ぶ基準が少しだけずれているだけなのです。
多くの人は「どれが正しいか」「どれが失敗しないか」で決めようとします。
でも本当に私たちを前に進めてくれるのは、正しさではなく“心が動く感覚”です。
ここに気づけると、止まっていたことがゆっくり回り始めます。
今日はその理由を、日常に置き換えながらお話していきます。
正しい答えを探すほど動けなくなる理由
選択に迷うとき、頭の中では会議が始まっています。
損はしないか。
遠回りにならないか。
あとで後悔しないか。
どれも大切な視点ですが、こればかりで決めようとすると体が固まります。
なぜなら、「正解」は未来にならないと分からないからです。
まだ起きていない結果を、今ここで完璧に当てることはできません。
だから不安になり、また考え、さらに動けなくなる。
この繰り返しが続きます。
しかも、考える時間が長くなるほど疲れてしまい、ますます決める元気がなくなります。
これでは前に進めませんよね。
ここで基準を変えてみます。
「どれが正しいか」ではなく、「どれに少しわくわくするか」。
ほんの小さなときめきでいいのです。
理由をうまく説明できなくても構いません。
なぜか気になる、なぜかやってみたい。
その感覚に従うと、不思議と体が軽くなります。
動くための力が自然に湧いてきます。
これが、行動エネルギーの正体です。
心が動くことには続けられる力がある
やるべきだから始めたことは、途中で止まりやすいです。
でも、気になるから始めたことは、驚くほど続きます。
たとえば、新しい勉強。
義務だと感じると机に向かうのが重たいのに、興味がある内容だと時間を忘れます。
人は好きなことに対して、努力を努力だと思いません。
これが大きな違いです。
心が動くものから始めると、行動エネルギーが保たれます。
無理に自分を奮い立たせなくても、自然に前に進みます。
そして、進み続けることで小さな成果が見え始めます。
すると「できた」という感覚が生まれます。
これが充実感です。
充実感は、次のやる気を育てます。
そのやる気がまた行動につながります。
こうして良い循環が生まれます。
最初から完璧な選択をしなくていいのです。
動き出せる選択が、結果的に道を作っていきます。
選んでから育てればいい
「もっといい選択があるかもしれない」と考えてしまうこと、ありますよね。
でも実際は、どんな道も選んだあとに良くしていくものです。
最初から光っている道を見つけるのではなく、
歩きながら少しずつ整えていきます。
だからこそ、スタートの基準は軽くていいのです。
完璧な理由はいりません。
小さな興味だけで十分です。
むしろ、そのほうが身軽に始められます。
始めてみると、「ここは違うな」と分かることもあります。
それも前進です。
やってみたからこそ、自分に合うものがはっきりします。
動かずに悩んでいる時間より、ずっと価値があります。
選ぶ力は、経験によって育ちます。
はじめから上手にできなくて当たり前なのです。
だから安心して、いちばん心が動くものに手を伸ばしてください。
最後に
決められないのは、慎重で、まじめで、ちゃんと生きたいと思っている証拠です。
その姿勢はとても素敵です。
ただ、ずっと立ち止まったままだと苦しくなります。
そんなときは、正解探しを少し休んでみましょう。
代わりに「ちょっと気になる」を選んでみてください。
大きな勇気はいりません。
小さな一歩で大丈夫です。
心が動く方向へ進むと、行動エネルギーが生まれます。
動き出すと、充実感が育ちます。
その積み重ねが、気づいたときには自分らしい道になっています。
ゆっくりでいいのです。
あなたの心がやわらぐ選択を、ひとつずつ重ねていきましょう。
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