何かを望んだとき、多くの人は「どう伝えるか」には一生懸命になります。
勇気を出して気持ちを言葉にしたり、紙に書いたり、頭の中で何度もシミュレーションしたり。
けれど実は、望みが叶うかどうかを大きく分けているのは、「伝えたあと、どう過ごしているか」です。
ここを間違えると、せっかく行動したのに、心だけが疲れてしまいます。
望みを明確に伝えることは大切です。
でも、それ以上に大事なのは、そのあとに自分がどんな気持ちで日常を過ごしているか。
今回は、望みを伝えたあとに意識してほしい考え方と行動を、お伝えしていきます。
望みを伝えるとは、自分の本音をはっきりさせること
「望みを伝える」というと、相手に何かをお願いする行為だと思われがちです。
でも本質は、相手のためというより、自分自身のための行動です。
たとえば、
・好きな人にどう思っているか伝えたい
・仕事でこういう役割を任されたい
・今より体調を良くしたい
こうした望みを持ちながらも、「迷惑かもしれない」「言っても無駄かも」と、心の中で止めてしまう人はとても多いです。
ただ、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
望みを口にしないまま時間が過ぎると、「言えなかった自分」への不満が積み重なっていきます。
望みを伝えるという行為は、結果を得るための手段というより、「私はこう思っている」と自分の本音を認める作業です。
言葉にすることで、自分が何を大切にしているのかが、はっきり見えてきます。
そしてこれは、相手がいる場合だけでなく、ノートに書き出す、信頼できる人に話すなど、形は問いません。
大切なのは、「自分の望みを曖昧にしないこと」。
ここがブレていると、その先の行動も不安定になりやすいのです。
結果を急ぐほど、心は不安定になる
望みを伝えたあと、多くの人がやってしまうのが「結果待ち」の状態です。
返事はいつ来るのか。
どう思われたのか。
うまくいかなかったらどうしよう。
この状態が続くと、頭の中は相手や状況のことでいっぱいになります。
すると、自分の生活や感情が、他人の反応次第で揺さぶられてしまいます。
現実的に考えてみても、相手の気持ちやタイミングは自分ではコントロールできません。
それなのに、結果を急ぎすぎると、「まだ起きていない未来」に心を使いすぎてしまいます。
ここで大切なのが、「伝えた時点で、自分の役割は一旦終わっている」という考え方です。
望みを伝えるところまでは自分の行動。
その先は、相手や状況の領域になります。
だからこそ、伝えたあとは、結果を追いかけるよりも、自分の日常に意識を戻すことが重要です。
仕事、食事、睡眠、身の回りのこと。
今やるべきことを丁寧にこなす。
不思議ですが、こうして心が落ち着いた状態のほうが、物事はスムーズに進みやすくなります。
焦りや不安が減ることで、冷静な判断や自然な行動ができるようになるからです。
受け入れる姿勢が、次の流れをつくる
「受け入れる」と聞くと、諦めることのように感じるかもしれません。
でもここでいう受け入れる姿勢とは、「どんな結果でも、自分を否定しない」という意味です。
望みを伝えて、もし思うような反応が返ってこなかったとしても、
それは「あなたの価値が下がった」ということではありません。
行動した事実は消えませんし、勇気を出した経験は確実に残ります。
むしろ、何もせずに悩み続けるより、ずっと健全です。
受け入れる姿勢を育てるために、日常でできることはとてもシンプルです。
・一日の終わりに「今日できたこと」を一つ書く
・失敗したと感じたときも「行動した自分」を認める
・結果よりも「行動の選択」を振り返る
こうした積み重ねが、自分への信頼感を育ててくれます。
自分を信頼できるようになると、次に望みを伝えるときも、必要以上に怖くならなくなります。
結果に一喜一憂しなくなることで、心の余裕が生まれ、自然と次の良い流れにつながっていきます。
最後に
望みを叶えるために大切なのは、特別な方法ではありません。
自分の望みをはっきりさせ、正直に伝え、そのあとは結果に振り回されず、自分の日常を大切にすること。
この順番を意識するだけで、心の負担はぐっと軽くなります。
そして、不思議と物事は、必要なタイミングで動き始めます。
望みを伝えることは、弱さではなく、自分を大切にする行動です。
そのあとにどう過ごすかが、あなたの未来を静かに形づくっていきます。
焦らず、比べず、今日の自分の選択を丁寧に重ねていきましょう。
それが、結果的に一番現実的で、無理のない「幸せになる生き方」につながっていきます。
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