マインドフルネスを始めたのに、なぜか心が落ち着かない。
呼吸に意識を向けるほど、過去の失敗や恥ずかしい記憶、不安な未来が次々と浮かんできて、かえってザワザワしてしまう。そんな経験をした方は、決して少なくありません。
でも、そのザワザワは間違いでも失敗でもないのです。
むしろ、心が本当の意味で癒される準備が整ったサイン。
心の奥にしまわれていた感情が、「今なら向き合っても大丈夫だよ」と、そっと合図を送っている状態なのです。
ここでは、私自身がリトリートで体験し、人生観が大きく変わったマインドフルネスの実践をもとに、心の平和を取り戻すための、少し深いアプローチをお伝えします。
マインドフルネスで悪い記憶が浮かぶ本当の理由
多くの人は、マインドフルネスを「気分を良くするための方法」だと思っています。
確かに、続けていくと心が落ち着き、日常のストレスが軽くなる感覚は得られます。
けれど、もう一段深いところに進むと、これまで避けてきた記憶や感情が浮かび上がってくることがあります。
それは、心が安全だと感じたときにしか起こりません。
私が参加した瞑想リトリートでも、最初は静けさや至福を期待していました。
ところが実際には、過去の失敗、言葉にできなかった後悔、胸がきゅっと締めつけられるような記憶が、次々に現れたのです。
「どうして今さら?」
そう思って戸惑いました。
けれど、指導してくれた先生は、とても穏やかにこう教えてくれました。
「それは、あなたの心が癒される準備ができた証拠です。記憶を追い払うのではなく、体で感じて、優しさを向けてあげなさい。」
マインドフルネスとは、感情を消す技術ではありません。
感情と戦わず、マインドフルネスの視点で、ただ在り方を変えていく方法なのです。
体で感じることで、感情は自然にほどけていく
先生の言葉を信じて、私は実践を続けました。
嫌な記憶が浮かんできたら、そのストーリーを追いかけるのではなく、「体のどこにどんな感覚があるか」に意識を向けます。
胸が重い。
お腹の奥が冷たい。
喉が詰まるような感じがする。
それを評価せず、良い悪いを決めず、ただ感じ続けます。
そして心の中で、そっとこう語りかけます。
「ここにいていいよ」「感じているよ」「大丈夫だよ」。
すると不思議なことに、あれほど強烈だった記憶が、ふっと力を失っていきました。
消そうとしなくても、押し出さなくても、感情は自然に変化していったのです。
この体験を通して分かったのは、感情の正体は「思考+体の感覚」だということ。
思考から離れ、体感覚だけに意識を向けると、感情はただのエネルギーの動きに戻ります。
心の平和を妨げていたものは、感情そのものではなく、「抵抗していた自分」だったのです。
感情は敵ではなく、気づきを運ぶメッセンジャー
感情は、私たちを困らせる存在ではありません。
本当は、「今の生き方はどう?」「本音を無視していない?」と、やさしく問いかけてくれる存在です。
マインドフルネスの実践では、感情をコントロールしようとしなくて大丈夫です。
むしろ、感情との対話を大切にしてください。
静かに座るか横になり、呼吸に意識を向けます。
次に、少しだけ気になる出来事を思い浮かべ、そのとき体に現れる感覚を観察します。
逃げずに、押し込めずに、ただ寄り添う。
それだけで、感情は「聞いてもらえた」と安心し、役目を終えていきます。
守護天使たちは、光のビジョンを通して、いつもこう伝えてきます。
「感情は去るもの。無理に手放さなくても、理解されれば自然にほどける」。
この感覚を知ると、日常のストレスへの向き合い方が大きく変わります。
マインドフルネスは特別な時間だけでなく、日常そのものをやさしく包む在り方へと変わっていきます。
最後に
心のザワザワは、あなたを苦しめるためにあるのではありません。
本当の心の平和へ戻るための入り口です。
感情を敵にせず、優しく感じ、光を当てる。
それだけで、心は驚くほど静けさを取り戻します。
マインドフルネスは、頑張るものではなく、思い出すもの。
あなたの中には、最初から平和がありました。
その場所へ戻る道を、感情が案内してくれているのです。
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