私たちは毎日、たくさんの言葉や態度に触れながら生きています。
その一つひとつに、心が揺れたり、ほっとしたり、時には深く傷ついたりします。
でも、同じ言葉を受け取っても、心が軽くなる人と、重くなる人がいます。
その違いをつくっているもの。
それが「思い込み」です。
思い込みは、無意識のうちに相手への印象を形づくり、同時に自分の感情の方向まで決めてしまいます。
今日はこの「思い込み」と「感情」の関係を、日常の体験を通して、やさしくひも解いていきます。
思い込みが感情をつくる瞬間に気づく
以前の私は、家族の何気ない一言に、心を乱されることがよくありました。
「それ、後でやったら?」
ただそれだけの言葉なのに、胸の奥がざわつくのです。
そのとき心の中では、
「責められている」
「否定された」
という思い込みが、瞬時に浮かんでいました。
すると、感情も連動するように固くなり、イライラが湧き、表情も声もきつくなってしまいます。
結果として、場の空気まで重くなってしまう。
同じ言葉でも、
「気遣ってくれた」
「今は休んだ方がいいと思ってくれた」
そう捉えた日は、心はまったく違う反応をしました。
ここで大切なのは、
言葉そのものよりも、
それをどう意味づけたか、という点です。
思い込みは、感情のスイッチ。
そのスイッチに気づくだけで、心の扱い方が変わり始めます。
相手への印象は過去の記憶から生まれる
人間関係で苦しくなるとき、多くの場合、今この瞬間ではなく、過去の経験が影響しています。
過去に傷ついた出来事。
否定された記憶。
わかってもらえなかった体験。
それらが心の奥に残り、
「どうせまた同じ」
という思い込みをつくります。
恋愛相談でよく耳にするのが、
「彼の言葉が冷たく聞こえる」
という声です。
でも丁寧に心を感じていくと、
本当は言葉そのものではなく、
「大切にされないかもしれない」という思い込みが、感情を揺らしていることが多いのです。
思い込みが強いほど、相手への印象は固定され、人間関係は苦しくなります。
逆に、思い込みがゆるむと、相手の別の側面が見え始めます。
相手が変わらなくても、
こちらの感情が変わると、関係性は不思議とやわらぎます。
思い込みを書き換えるやさしい習慣
思い込みを変えようとすると、頑張らなければならないように感じるかもしれません。
でも、無理に前向きになる必要はありません。
おすすめなのは、感情が動いた瞬間に、心の中でこう問いかけることです。
「今、私はどんな思い込みをしているだろう」
答えがすぐ出なくても大丈夫です。
ただ立ち止まるだけで、感情の暴走は自然と落ち着きます。
そして、もし余裕があれば、
「他の見方もあるとしたら?」
と、そっと可能性を広げてみてください。
守護天使とつながるとき、私には「光が差し込む映像」が見えることがあります。
その光は、思い込みで固くなった心に、やさしく隙間をつくってくれます。
思い込みがほどけると、
感情は責めるものから、守るものへ変わっていきます。
自分に向ける思い込みも同じです。
「私は弱い」ではなく、
「私は感じ取れる」
そんな言葉に置き換えるだけで、心は静かに癒されていきます。
思い込みは、無意識に心を縛ることもあれば、人生をやさしく導く力にもなります。
相手への印象が変わると、感情が変わり、
感情が変わると、毎日の景色が変わります。
無理に誰かを理解しようとしなくていい。
無理に自分を変えようとしなくていい。
ただ、心に光を当てて、
今どんな思い込みがあるのかを、静かに見つめてみてください。
そこから、あなたらしい幸せの感覚が、少しずつ戻ってきます。
心が軽くなる方向へ、ちゃんと道は続いています。
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