人生を振り返ったとき、何も問題がなかった時期よりも、苦しかった時期のほうが強く記憶に残っている、という方は多いかもしれません。
それは、困難が「ただの不運」ではなく、その人の内側に眠っていた力を引き出すきっかけになっているからです。
私自身、これまでの人生で「どうしてこんなことが起きるのだろう」と立ち止まった経験が何度もありました。仕事、人間関係、将来への不安。どれも当時は重たく、光が見えないように感じていました。でも今振り返ると、その一つひとつが、自己成長への入口だったと感じています。
困難をチャンスに変える力は、特別な人だけが持つものではありません。日常の中で、誰もが少しずつ育てていける力なのです。
困難の中で見えてくる本当の自分
困難に直面したとき、人は一時的に自信を失ったり、自分を責めてしまいがちです。
私も以前、仕事で思うような結果が出せず、「向いていないのかもしれない」と感じた時期がありました。周りと比べて落ち込み、前に進む気力さえなくなったこともあります。
そんなとき、心に問いかけるようにしていました。
「この出来事は、私に何を教えようとしているのだろう」と。
すると不思議なことに、ただの失敗だと思っていた出来事の中に、自分の思い込みや無理をしていた部分が見えてきました。
困難は、自分の弱さだけでなく、本当の価値観や限界を教えてくれます。それに気づいたとき、人は少しずつ強くなっていきます。
困難をチャンスに変えるためには、まず「落ち込んでもいい」「立ち止まってもいい」と自分に許可を出すことが大切です。その余白が、自己成長の土台になります。
視点を変えると、出来事の意味が変わる
同じ出来事でも、どう捉えるかで心の重さは大きく変わります。
困難な状況にあるときほど、視点の転換が大きな助けになります。
たとえば、予定が崩れたとき。「最悪だ」と感じるか、「流れが変わっただけ」と感じるかで、その後の行動は変わります。
私がスピリチュアルの学びを深める中で実感しているのは、出来事そのものよりも、そこに向ける意識が現実をつくっていくということです。
日記を書くことも、とてもおすすめです。
その日起きた困難と、そこから感じたことを書き出してみると、数日後、数か月後に「意味」が見えてくることがあります。これは自己成長を実感しやすい方法でもあります。
困難をチャンスに変えるためには、無理に前向きになろうとしなくて大丈夫です。ただ、違う角度から眺めてみる。その小さな視点の転換が、心を軽くしてくれます。
誰かの困難に寄り添うことで、自分も癒される
自分の経験を通して感じるのは、困難を乗り越えた人ほど、他人にやさしくなれるということです。
私がカウンセリングの中で大切にしているのも、「答えを与える」ことではなく、「光を当てる」ことです。
相手の話を遮らず、評価せず、ただ耳を傾ける。
それだけで、人は自分の中にある答えに気づいていきます。守護天使から受け取る「光と声」のビジョンも、いつも一方的な指示ではなく、そっと背中を照らすようなものです。
誰かの困難に寄り添うことは、自分自身の癒しにもつながります。
過去の自分を重ねながら話を聴くことで、「あの経験も無駄ではなかった」と、静かに腑に落ちる瞬間が訪れます。
困難をチャンスに変える力は、巡っていくものです。自分の中で育った力は、やがて誰かの希望になります。
困難は、人生の足を止めるものではありません。
向き合い方次第で、未来を変える扉になります。
今、もし苦しい状況の中にいるなら、無理に答えを出さなくて大丈夫です。
あなたの中には、すでに乗り越える力が息づいています。その光に、そっと気づいてあげてください。
その一歩が、静かで確かな自己成長につながっていきます。
沙耶美のスピリチュアルカウンセリングはこちら







