たぶん、「忙しくてなかなかいろんなことができない!」という悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
1日は24時間。睡眠時間を7時間とすれば、実際に自由に使える時間は17時間しかありません。そこから家事・仕事・通勤・食事・家族との時間を差し引くと、「自分のために使える時間」は驚くほど少なく、1日わずか2時間あるかどうかです。
だからこそ、私たちは「時間がない」という感覚に追われ、好きなことや自分のための時間を後回しにしてしまいがちです。
でも、本当にそうでしょうか?
実は、わずか15分でも、自分の心を整えることは十分に可能なのです。
15分の「好きな時間」が心に効く理由
忙しい毎日の中で、好きなことをする時間を持つのは贅沢のように感じるかもしれません。しかし、心理学的にはその「15分」が、私たちの心の健康を保つ大切な鍵になります。
イギリスのサセックス大学の研究によると、たった6分の読書でストレスが最大68%も軽減することがわかっています。わずか6分間、本に集中するだけで心拍数が下がり、筋肉の緊張が緩むのだそうです。つまり、たとえ15分だけでも、心を穏やかにリセットできるのです。
私自身も、仕事や用事に追われる中で「言葉に触れる時間」を意識的に作るようにしています。本を読むこと、文章を書くこと、そのどちらでも構いません。言葉を通して世界に入り込む時間は、心の埃をそっと払ってくれるような感覚です。
ページをめくる音、文のリズム、文字の並び。ほんの15分の読書でも、不思議と呼吸が深くなり、頭の中のノイズが静まっていくのを感じます。

言葉は“心のリセットボタン”
言葉には、人の心を整える力があります。
たとえば、忙しさの中で気づかぬうちに溜まっている疲労やストレス。そんなとき、本の中の一文や詩の一節に触れるだけで、「ああ、私も同じだ」と共感したり、「この考え方、素敵だな」と心が軽くなったりすることがあります。
それは、言葉が私たちの“内なる声”に寄り添ってくれるからです。
また、書くことにも癒しの効果があります。心理療法の一つである「筆記療法(expressive writing)」では、感情や考えを紙に書き出すことでストレスが軽減し、自己理解が深まるとされています。たった15分でも、感じたことを言葉にするだけで、心が整理されるという研究結果もあります。
つまり、「読む」「書く」といった“言葉に触れる行為”は、私たちの心を整えるための自然なリセットボタンなのです。
15分の静けさを、自分に贈ろう
忙しい日々の中で、「まとまった時間がない」と感じることは誰にでもあります。けれど、心を癒やすのに長い時間は必要ありません。
お茶を飲みながら1ページ読む、メモ帳に思いついた言葉を一行だけ書く——それだけでも、心は少しずつ落ち着いていきます。
1日の中でほんの15分、自分のために“言葉に触れる時間”を持ってみてください。
その短い時間が、心を整え、日々を前向きにしてくれるはずです。
ページを開いた瞬間、あるいはペンを握った瞬間、あなたの中で静かに新しい呼吸が始まります。
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