昔の私は「海外に住む」という夢を持っていました。特に香港という街に強く惹かれていたのです。活気があり、人々のエネルギーが溢れていて、何より自由が感じられる街でした。けれど、時代の流れの中でその自由は少しずつ失われ、私が愛した香港はもう過去のものとなってしまいました。
2019年、民主化デモの渦中で見た光景は、今でも心に焼きついています。街の混乱の中、空港へ向かうバスから見た風景に、私は静かに「もう戻ることはないだろう」とつぶやきました。
あの時の感覚は、不思議と悲しみよりも「次のステージへ行く時が来た」という魂の声に近かったように思います。
その後、コロナの影響もあり、旅をすることからしばらく離れていました。けれど、再び動き出した今の私は、ひとつの国や街に縛られずに生きる自由を、改めて感じています。
国にこだわらないという新しい生き方
ある日、シンガポールの求人情報を見かけたことがきっかけで、「もしかしたら次はここかもしれない」と思いました。でも調べるほどに、物価やビザの条件の高さを知り、「きっと今は違う」と気づいたのです。
そんな時、マレーシアという国が目に入りました。発展のエネルギーを感じる国。ノマドビザも整いつつあり、自由に暮らせそうな場所。でも、ふと考えました。
「どこにいても、結局“今いる場所”が自分の人生そのものになる」
長く住めばその国の美しさも課題も見えてきます。どんなに素敵な場所でも、永遠に心地よいとは限らない。だったら、心が求めるタイミングで場所を変えていく生き方もあっていいのだと思うのです。
「今」を大切にするという自由
日本のパスポートは、世界で最も自由に動けるもののひとつです。3か月滞在できる国が多く、気に入った場所に少し長く滞在してもいい。飽きたら帰ってきてもいい。
私は占い師という仕事をしていますが、今はどこにいてもZOOMやGoogle Meetで鑑定ができます。
テキスト鑑定を書き、ブログを更新し、そして世界のどこからでも人の心に寄り添える。
そう思うと、場所にこだわる理由はもうありません。
それはまるで、「占いノマド」──魂の旅を続けながら、必要な時に必要な場所で光を灯すような生き方。

心が軽くなる瞬間に、道が開く
「どこで生きるか」ではなく、「どう生きたいか」。この違いに気づいた瞬間、私の中で何かがスッとほどけました。私たちはつい、「住む場所」や「環境」を変えれば幸せになれると思いがちです。けれど、どんなに素敵な街にいても、自分の心が曇っていれば、その景色は色あせて見えるものです。逆に、心が晴れているときは、どんな場所でも光に包まれたように感じられるのです。
幸せを運んでくるのは「場所」ではなく、「自分の波動」。つまり、自分の内側の“周波数”なのです。スピリチュアルな視点で言えば、心地よくいられる自分でいるということは、自分の魂と調和して生きるということ。「いい気分でいる」というのは単なるポジティブ思考ではありません。それは、自分を大切に扱い、外の出来事に振り回されず、“自分が自分を幸せにする”という覚悟を持つこと。
たとえ遠く離れた国にいても、あるいは故郷にいても、あなたが心地よく在るなら、そこが今のあなたにとって最善の場所です。波動が整えば、必要な人・出来事・チャンスは自然に流れ込んできます。努力して掴みに行くよりも、心を整えることの方が、ずっと大きな力を持っているのです。
だからこそ、問いかけてみてください。「私は今、どこにいるか」ではなく、「私は今、どんな気分で生きているか」。幸せは“どこかにある”ものではなく、“自分がつくる”もの。いい気分でいようとする意識が、あなたの現実を少しずつ、でも確実に変えていきます。そしてその瞬間、心が軽くなり、道は自然と開かれていくのです。魂はいつだって、あなたを自由へと導いています。
おわりに
もし今、あなたが「どこで生きようか」「どう生きようか」と迷っているなら、どうぞ肩の力を抜いてください。あなたが“心地よい”と感じる場所が、今のあなたの正解です。そしてその場所は、時間とともに変わってもかまいません。
魂の旅は、いつもあなたを最善の方向へと導いています。だから安心して、今日という一歩を踏み出していきましょう
沙耶美のスピリチュアルカウンセリングはこちら







