「何をしているときが一番楽しいですか?」と聞かれたら、私は迷わず「執筆活動です」と答えます。
けれど、書くことはただのアウトプットではありません。
良い文章を書くためには、まず自分の中にたくさんの情報や経験を取り込む必要があります。
本を読むことは、私にとって最も大切なインプットの時間です。
読書を通して知識を得ることは、自分を深めることであり、同時に直感を磨く行為でもあります。
今回は、読書がどのように直感や判断力を育て、幸せな生き方へとつながっていくのかをお話ししたいと思います。
読書が生み出す「見えない力」
本を読むことで、私たちは多くの知識を得ます。
けれど、その知識は単に記憶として残るだけではありません。
読み続けるうちに、情報が無意識のうちに積み重なり、気づけば「直感」という形で現れてくるのです。
たとえば、何かを選ぶとき、「これが良い気がする」「この方向が正しいと思う」と感じることがあります。それは偶然のひらめきではなく、これまでに得た知識や経験が無意識の中で組み合わさって生まれた判断です。多くの読書を重ねてきた人ほど、全体を瞬時に把握したり、流れを見抜いたりする力が育っています。
また、読書は想像力を広げる訓練でもあります。
小説を読めば、登場人物の心の動きや背景を思い描くことになります。歴史や哲学の本を読めば、時代や文化、思想の違いを理解しようとします。そうして自然に「他人の視点で考える」ことを覚えていくのです。
これが直感のもうひとつの正体でもあります。直感とは、単なる感覚ではなく、知識や経験に裏打ちされた“瞬間的な理解”なのです。
インターネットの情報は便利ですが、流れが速く、断片的です。
一方、本は一つのテーマを深く掘り下げているため、思考の流れをじっくり追うことができます。
その過程で、知識が体系的に頭に入り、自分の考え方が整理されていきます。
こうして積み重ねた知識が、人生のさまざまな場面で正しい選択を導く“見えない力”になります。
知識が人生を動かす
スピリチュアルな世界では「引き寄せの法則」という言葉がよく使われます。
「思えば叶う」と言われることがありますが、実際にはただ願うだけでは現実は変わりません。
大切なのは、知識と行動を伴った思考です。
自分の考え方や感情の仕組みを理解し、どうすれば望む方向へ動けるのかを知ること。
そのためには、やはり学ぶことが欠かせません。
読書はその最も身近で確実な方法です。
心理学や自己啓発の本を読むことで、考え方の癖や思考のパターンを知ることができます。経済や社会の本を読めば、物事の構造が見えてきます。そして、文学を読めば、言葉の力や人の心の繊細な動きを感じ取れるようになります。
こうした多様な知識が、自分を客観的に見つめ、現実的な判断を下す助けになります。
知識が増えると、視野が広がり、人との関わり方も変わります。多角的に物事を考えられるようになると、対立や不安に振り回されにくくなります。それは、感情ではなく理解をもとに物事を捉えられるようになるからです。
読書は心の軸を育て、自分を安定させる最良の習慣です。
そして、幸せに生きるためには、自分の「好きなこと」を中心に生きることが大切です。けれど、それを現実にするには知識が必要です。
知識がある人ほど、自分の得意を見つけるのが早く、チャンスを掴むのが上手です。本を読み、学び続けることで、私たちは“選べる人生”を生きられるようになります。
本を読むことは、単なる趣味ではありません。
それは、自分を育て、未来を変えるための時間です。
知識は、直感や判断力を支える土台であり、幸せな生き方を選ぶための道しるべでもあります。
ページをめくるたびに新しい視点が増え、世界が少しずつ広がっていく。
だから私は、今日も本を開きます。
静かな時間の中で、未来へつながる一行に出会うために。
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