ふと気づくと、もう終わった出来事を何度も思い出してしまうことがあります。あのときああすればよかった、どうしてあんなことを言われたのだろう。考えても答えが出ないのに、頭の中でぐるぐると再生されてしまう。
その状態が長く続くと、心はとても疲れてしまいます。そして、新しい一歩を踏み出す力まで奪われてしまいます。
前に進みたいのに進めない。そんなときに鍵になるのが執着を手放すことです。さらに、自然に未来へ視線が向き、前向きになる方法が見えてきます。結果として、幸せになる生き方へとつながっていきます。
今日は、そのために日常でできる具体的なことをお伝えします。
思い出して苦しくなるなら、それはもう役目を終えている
大切にしてきた恋や人間関係、仕事の出来事。どれもあなたの人生に必要だったから起きたことです。だから「忘れなければ」「意味を見つけなければ」と握りしめてしまう気持ちは、とても自然です。
でも、思い出すたびに胸がぎゅっとなるなら、それはもう十分に学び終えたサインです。
同じ場面を繰り返し見直さなくても大丈夫。テストはもう終わっているのに、答案用紙を離せずにいるような状態なのです。
執着を手放すというのは、無理やり嫌いになることではありません。
「ここまでよくがんばったね」と区切りをつけることです。
たとえば、スマートフォンの写真を整理するように、「これは思い出として心にしまっておこう」と決めるだけでいいのです。
そうすると、不思議と呼吸が深くなります。空いた場所に、新しい出来事が入ってくる準備が整います。
過去を責め続けている間は、次のチャンスが入るスペースがありません。
手をゆるめた瞬間から、流れは変わり始めます。
これが前向きになる方法のひとつ目です。
未来の予定を入れると、人は自然に進み始める
人の気持ちは、空白が多いほど過去に戻りやすくなります。
予定がなく、楽しみが見えないと、終わったことばかり考えてしまうのです。
だからこそおすすめなのは、小さな未来の約束を入れること。
豪華なものでなくてかまいません。
行ってみたかったカフェに行く。読みたかった本を買う。少し遠くの街を歩いてみる。
予定が決まると、そこに向かって気持ちが動きます。服を選び、時間を考え、どんな気分になるかなと想像します。
この「想像」が、心を未来へ運びます。
わくわくする時間が少しでも生まれると、過去のことを考える時間が減っていきます。無理に忘れようとしなくても、自然に距離ができるのです。
未来に目を向けられるようになると、選ぶ言葉や行動が変わります。
自分を大事に扱えるようになります。
それがやがて、幸せになる生き方につながっていきます。
未来に予定を入れることは、とても現実的で確かな前向きになる方法です。
手放したあとに入ってくるものを信じていい
何かを終わらせると、少し不安になります。
ぽっかり空いてしまった気がして、「これでよかったのかな」と心配になることもあります。
でも、安心してください。
スペースができたからこそ、新しいご縁や出来事が入ってきます。
クローゼットがいっぱいのままでは、新しい服は入れられません。
心も同じです。
過去の誰か、過去の評価、過去の失敗。
それらをぎゅっと抱えていると、新しい幸せの入り口が見えにくくなります。
執着を手放すと決めた人から、流れが動きます。
不思議な話ではありません。
表情が変わり、選ぶ場所が変わり、会う人が変わるからです。
軽くなった人の周りには、軽やかな出来事が集まります。
これは特別な才能ではなく、誰にでも起こる変化です。
「もう終わりにしよう」と決める勇気が、未来を連れてきます。
その一歩が、確実に幸せになる生き方へとあなたを運びます。
最後に
忘れられないと思っていたことが、気づいたら思い出さなくなっている。そんな日は必ず来ます。
無理に消そうとしなくて大丈夫です。
少しずつ手をゆるめて、未来に楽しみを置いていくだけでいいのです。
気持ちが前を向いた分だけ、見える景色は変わります。
あなたは、これから出会う出来事のほうがずっと多い人です。
だからこそ、今日からほんの少し、前向きになる方法を試してみてください。
ゆっくりでいいのです。
やさしく、自分の心を連れていってあげましょう。
その歩みの先に、あなたらしい幸せになる生き方が待っています。
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