人は、大きな出来事を経験したあとほど、時間が止まったように感じることがあります。
頭では「前を向かなきゃ」と分かっていても、心は過去に引き戻され、同じ場面や言葉を何度も思い出してしまう。私自身も、40代に入る前、信じていた人との別れや仕事の方向転換が重なり、「この先、私はどこへ向かえばいいのだろう」と立ち尽くした時期がありました。
そのとき、守護天使から受け取ったのは、まぶしい光とともに響いたとても静かな声でした。
「未来は、今の積み重ねでできている」
この言葉が、少しずつ私を“今を生きる感覚”へと戻してくれました。
感情を受け入れることが、立ち止まる勇気になる
つらい出来事があると、人は無意識に感情を抑え込もうとします。
悲しみや怒りを感じる自分を「弱い」と決めつけてしまうからです。けれど、感情を否定するほど、心は置き去りにされ、前に進む力を失っていきます。
私がカウンセリングで大切にしているのは、まず感情をそのまま感じることです。
「今、私は怖いんだ」「とても寂しいんだ」と心の中で言葉にするだけで、感情は少し輪郭を持ち始めます。これは感情を受け入れるという、とてもシンプルで大切な行為です。
ある相談者さんは、毎晩ノートに気持ちを書き出すことから始めました。書いているうちに、「私はもう大丈夫にならなきゃ」と自分を追い込んでいたことに気づいたそうです。感情を受け入れることは、止まることではありません。心を整えるための、必要な一歩なのです。
過去に囚われず、今に戻る小さな習慣
過去に囚われると、思考は「もしあの時」「どうして私だけ」に向かいます。
この状態が続くと、心は常に緊張し、未来への不安ばかりが膨らみます。そこで役に立つのが、意識を“今”に戻す習慣です。
朝、カップを両手で包んでお茶を飲む。
呼吸のリズムを感じながら、ゆっくり息を吐く。
こうした小さな行為は、今を生きる方法としてとても有効です。
私自身、落ち込みが強かった頃、毎朝ベランダで空を見上げることを続けました。雲の形や光の変化に意識を向けるうちに、頭の中の雑音が静まり、自然と心が今に戻ってきたのです。
過去は変えられません。でも、今の選択はいつでも変えられます。
心と体を整えることが、新しい未来への準備になる
新しい未来へ向かう力は、特別な才能から生まれるわけではありません。
十分な睡眠、やさしい食事、無理のない生活。こうした基本が、心の土台を作ります。
また、感情的な面では「自分を労わる言葉」を意識してみてください。
「今日もよくやった」「休んでいい」
この言葉を自分にかけるだけで、エネルギーは確実に変わります。
守護天使は、行動よりも先に“在り方”を整えるよう伝えてきます。焦って未来を追いかけるより、今の自分を丁寧に扱うこと。それが結果的に、遠回りのようで一番確かな道になります。
過去に囚われず、今を生きることは、忘れることではありません。
経験を抱えたまま、少しずつ前へ進む選択です。
感情を受け入れ、今に戻り、心と体を整える。
この繰り返しが、静かに、しかし確実に未来を動かします。
あなたの歩みは、もう始まっています。
無理に急がなくて大丈夫です。今ここにいる自分を大切にしながら、新しい未来へ向かう力を、少しずつ育てていきましょう。
沙耶美のスピリチュアルカウンセリングはこちら







