自分を信じられない状態が続くと、人生のあらゆる場面で迷いが強くなります。
何を選べばいいのか分からない。誰の言葉を信じたらいいのか分からない。
そんな感覚の中で、心がずっと落ち着かないまま時間だけが過ぎていくのです。
私のもとに来られた女性のお話を、今日は少しだけご紹介します。
その方は、これまでに百人以上の占い師さんに鑑定してもらった経験がありました。いわゆる「占いジプシー」と呼ばれる状態です。
ほぼ毎日のように占いを受け、その結果が本当なのかどうかを確かめるため、また別の占い師さんのところへ行く。
「この先生はこう言ったけれど、あの先生は違うことを言った」
その繰り返しで、ますます混乱してしまっていたのです。
時には、ご自身でタロットカードを買い、占い師さんの鑑定が当たっているかどうかを、自分で占って確認することもあったそうです。
そこまでしても、心は安心できなかった。
それが、その方の苦しさでした。
自分を信じられないと、判断基準が外に向いてしまう
私が彼女と向き合ったとき、強く感じたことがありました。
それは「彼女は占いを信じすぎているのではなく、自分を信じていない」ということです。
占いが悪いわけではありません。
アドバイスとして参考にするのは、とても有効なことです。
けれど、自分の人生の判断をすべて他人の言葉に委ねてしまうと、軸が外に出てしまいます。
そうなると、
・誰かの言葉を聞くたびに気持ちが揺れる
・安心できる時間がとても短い
・「もっと確かな答え」を探し続けてしまう
という状態になります。
彼女に私は、こう伝えました。
「占いを信じるか、信じないかを決めるのは、占い師ではなくあなた自身ですよ」
「当たっているかどうかよりも、あなたが自分の人生をどうしたいのかが一番大事です」
そして、
「そうなると決めて、そうなると信じられるかどうか。そこが幸せにたどり着く分かれ道です」
とも伝えました。
その瞬間、彼女ははっとした表情をしました。
初めて、自分の視点が外ではなく内側に戻った瞬間だったのだと思います。
依存が強くなるほど、現実は不安定になる
スピリチュアルや占いに依存しすぎる生活は、私は健全だとは思っていません。
なぜなら、依存が強くなるほど、自分で決める力が弱くなっていくからです。
自分を信じられないと、現実はとても不安定に感じられます。
何が正解なのか分からなくなり、常に不安がつきまといます。
すると、
「まだ足りない気がする」
「もっと確かな答えがあるはず」
そう思って、何かに頼り続けることになります。
でも、それを続けている限り、心は落ち着きません。
なぜなら、安心の基準が常に外側にあるからです。
本当に心が落ち着くのは、
「私はこうしたい」
「私はこの選択でいく」
と、自分で決めたときです。
自分を信じる力は、生まれつき強い人だけが持っているものではありません。
日々の選択を、自分で引き受けることで、少しずつ育っていくものです。
恋愛でも仕事でも「自分を保つ」ことはできる
恋愛は特に、迷いが生まれやすい分野です。
相手の言動一つで、不安になったり期待したりしますよね。
だからこそ、自分を保つことが難しく感じるのも自然なことです。
それでも、自分を信じる姿勢を持つことはできます。
相手の態度に一喜一憂しすぎず、
「私はどうしたいのか」
「私はどんな関係を望んでいるのか」
を忘れないことです。
仕事や人間関係も同じです。
周囲の評価や意見は参考にしても、最終的に選ぶのは自分です。
自分を信じている人は、決断が早くなります。
完璧な確信がなくても、「これでいく」と決められるからです。
その積み重ねが、現実を安定させ、結果的に幸せな生き方につながっていきます。
自分を信じることは、幸せを引き寄せる土台
自分を信じていれば、人生は必ず前に進みます。
それが復縁でも、結婚でも、仕事でも、経済的な安定でも同じです。
すぐに結果が出ないこともあります。
時間がかかることもあります。
でも、自分を信じて選び続けた道は、必ずあなたを望む方向へ連れていきます。
逆に、自分を信じられないままだと、どれだけ情報を集めても、どれだけアドバイスをもらっても、心は満たされません。
幸せになる生き方とは、特別な才能を持つことではありません。
自分の人生を、自分で信じて歩くことです。
最後に
もし今、迷いが強くなっていると感じているなら、
「私は自分を信じているかな?」
と、そっと自分に問いかけてみてください。
誰かの言葉よりも、状況よりも、まずは自分の気持ちを大切にする。
それだけで、心は少しずつ落ち着いていきます。
自分を信じることは、幸せになるための特別な方法ではありません。
それは、誰にでもできる、いちばん現実的で確かな選択なのです。
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