「少し嫌なことを考えただけなのに、どうしてこんな出来事が続くのだろう」
そんなふうに感じた経験、きっと一度や二度ではないですよね。
頭に浮かんだことは自由ですし、誰にも止められません。
心の中で何を思うかは、その人だけの大切な領域です。
けれど、目の前の出来事がつらい方向へ重なっていくと、「この世界の仕組みは厳しすぎる」と感じてしまうのも無理はありません。
今日は、そのからくりをひもといていきますね。
すぐに現実化しているように見える理由
まず大切なのは、「思った瞬間に全部が形になるわけではない」ということです。
ここを誤解すると、とても息苦しくなります。
一瞬イライラした。
ふと弱気になった。
ネガティブな想像をしてしまった。
そのたびに全部がそのまま現実になったら、生活は成り立ちません。
実際には、出来事が形になるまでには時間が必要です。
料理で言えば、火にかけてから出来上がるまでの時間のようなものですね。
だから、「さっき嫌なことを思った→今すぐ悪いことが起きた」という単純な図にはなっていません。
ではなぜ、まるで即反映されているように見えるのでしょう。
それは多くの場合、前から続いている考え方の癖がすでに積み重なっているからです。
今日突然生まれた感情ではなく、
気づけば長いあいだ繰り返してきた思い込みが、今の状況をつくっています。
ここがいちばんのポイントです。
小さな思考よりも「続いている思考」が強い
例えば、すぐ腹が立つ人がいたとします。
その人の心の奥には、
「どうせうまくいかない」
「私ばかり損をする」
こんなつぶやきが、毎日のように流れています。
すると、自然と不満に目が向きやすくなります。
うまくいかなかった場面だけが記憶に残り、「やっぱり」と確信してしまうのです。
これは少しも特別な話ではありません。
脳の働きとして、とても普通のことです。
人は自分が信じているものを証明する材料を、無意識に集めます。
つまり、長く使ってきた考え方の癖が、同じ種類の現実を選び取り続けます。
逆に言えば、ここに気づけた時点で流れは変えられます。
なぜなら、癖は練習で書き換えられるからです。
今日からできる現実の変え方
「じゃあ、どうすればいいの?」と思いますよね。
難しいことはしません。
まずは、自分が一日にどんな言葉を心の中で使っているかを観察します。
失敗したとき、
「やっぱりダメだ」と言っているのか、
「次はここを直そう」と言えているのか。
たったこれだけでも、未来の方向は変わります。
前者は自分を固定します。
後者は前進させます。
毎日の小さな言葉の選び方が、ゆっくりと現実を動かしていきます。
ポイントは、完璧を目指さないことです。
またネガティブになってしまった、と気づいたら、
「いま気づけた、よし」と向きを変えればいい。
それで十分、流れは修正されています。
人にはちゃんと立て直す力があります。
大きなことを一気に変えなくて大丈夫です。
いつもの口ぐせを、少しやわらかくする。
それだけで、見える景色が少しずつ変わり始めます。
最後に
仕組みは決して意地悪ではありません。
むしろ、とてもまっすぐです。
いつも自分が出しているサインに、正直に応えているだけです。
だから怖がらなくていいのです。
必要なのは、自分を責めることではなく、
「どんな考え方の癖を続けてきたかな」と優しく振り返ること。
気づいた瞬間から、未来は新しく作り直せます。
今日使うひとつの言葉が、
これからの毎日をちゃんと別の方向へ連れていってくれます。
焦らず、比べず、ゆっくりいきましょう。
あなたの歩幅で進めば、それで十分です。
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