先の見えない出来事が続くと、理由のはっきりしない不安が胸に広がることがあります。私自身、40代に入ってから環境や人間関係の変化が重なり、「この先どうなるのだろう」と夜中に目が覚めることがありました。そんなとき、心を立て直すきっかけになったのが新しい趣味でした。
不安をなくそうと無理に前向きになるよりも、小さな楽しみを生活に迎え入れることで、心が自然と落ち着いていったのです。
小さな趣味が、不安な心に余白をつくる
不安を感じているとき、頭の中は同じ考えでいっぱいになりがちです。私が最初に始めたのは、夜に10分だけ色鉛筆で絵を描くことでした。上手に描く必要はなく、ただ手を動かすだけ。それだけで、不安から少し距離が生まれました。
新しい趣味には、思考をやさしく切り替える力があります。不安な出来事そのものは変わらなくても、心の視点が変わることで、感じ方が穏やかになるのです。
また、趣味を通して「今日はこれをしよう」と決める時間は、生活に小さなリズムを取り戻してくれます。不安な時代だからこそ、自分で選んだ行動が心の支えになります。新しい趣味は、未来への不安に飲み込まれそうなときの、静かな避難場所のような存在です。
新しい挑戦が自己成長につながる理由
慣れないことに挑戦すると、最初は戸惑いや失敗もあります。私も料理の新しいレシピに挑戦したとき、何度も味付けを間違えました。それでも続けるうちに、「失敗しても大丈夫」という感覚が育っていきました。
この感覚こそが、自己成長の土台になります。不安の正体は、「うまくいかなかったらどうしよう」という思いであることが多いものです。新しい趣味やスキルに挑戦し、小さな失敗を経験することで、不安への耐性が少しずつ育ちます。
できなかったことが、ある日ふとできるようになる瞬間があります。その体験は、自分への信頼を静かに積み重ねてくれます。自己成長は大きな成功だけでなく、こうした日常の中の変化から生まれます。
心を整える時間が、不安を乗り越える力になる
新しい趣味を続けるうちに気づいたのは、結果よりも「向き合う時間」そのものが心を整えてくれるということでした。私は時々、趣味の時間の前後に目を閉じて深呼吸をします。その瞬間、光のようなイメージが胸の奥に広がり、「大丈夫ですよ」という静かな声が心に届くことがあります。
不安を乗り越える力は、外から与えられるものではなく、内側にすでにあるものです。趣味を通して自分と向き合うことで、その力に気づきやすくなります。
忙しい日々の中で、自分の心を後回しにしてしまうことは少なくありません。だからこそ、意識的に心を整える時間を持つことが、不安をやさしく手放す助けになります。
まとめ
不安な時代を生きる中で、新しい趣味は心に余白をつくり、自己成長を促し、結果として不安を乗り越える力を育ててくれます。特別な才能や大きな決断は必要ありません。ほんの小さな一歩で大丈夫です。
あなたの心が少し軽くなる選択を、今日ひとつだけしてみてください。その積み重ねが、未来をやさしく支える力になります。
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