夫婦のあいだでお金のやり取りが生まれたとき、ふと心に迷いが出ることがあります。
助けるのは当然なのか、それとも線引きをしたほうがいいのか。
どこまで踏み込むことが愛なのか。
そんな問いを抱えたまま、胸の奥が少し重たくなる方は少なくありません。
けれど、関係の土台をやさしく見つめ直していくと、答えは思っているよりも静かで、温かい場所にあります。
夫婦は同じ船に乗っているという考え方
夫婦とは、人生をともに進む仲間です。
よく運命共同体と言われますが、これはとても現実的な意味を持っています。
たとえば夫の仕事が思うように進まなくなったとき。
あるいは社会の流れによって、避けられない出来事に巻き込まれたとき。
そんな場面で妻が支えることは、特別なことではなく、ごく自然な流れです。
なぜなら、夫婦には「一つのお財布」があるという感覚が基本にあるからです。
そこから生活が回り、日々がつくられていきます。
この視点に立つと、夫婦間でのお金の貸し借りという考え方そのものが、少し違って見えてきます。
右から左へ動いているだけで、もともと同じ場所にあるものとも言えるからです。
困ったときに手を差し伸べるのは、誰かのためというより、ふたりの未来のため。
同じ船が前に進むための動きなのです。
もしここに損得が入り始めると、心は急に離れていきます。
でも、同じ方向を見ていると思い出せたとき、人はまた優しくなれます。
支えることは負けではありません。
愛の形のひとつです。
お金の管理はどちらがするのがいい?
お金の扱い方については、理想の形というものがあります。
流れを整えるという意味では、夫が全体を管理し、妻へ生活費として必要な分を渡す。
こうした分担は、エネルギーの巡りを安定させやすいと言われています。
けれど現実には、得意不得意があります。
数字に強い人もいれば、細かなやりくりが上手な人もいます。
そのため、「こうでなければならない」と決めつける必要はありません。
大切なのは、家計が穏やかに回ること。
安心して暮らせることです。
夫婦間でのお金の貸し借りという形に見えたとしても、そこに信頼があれば問題にはなりません。
誰が持つかより、どう使うか。
そこに目を向けられると、空気はやわらぎます。
どちらかが管理を担うなら、もう一方は感謝を忘れないこと。
それだけでエネルギーの流れはきれいになります。
家庭は小さな社会です。
お金の循環が整うと、会話も増え、笑顔も増えます。
完璧でなくていいのです。
ふたりに合う形を探していく姿勢こそが、絆を深めていきます。
助け合いが魂を育てていく
夫婦は、ただ一緒に暮らす人ではありません。
学び合い、磨き合う存在です。
うまくいかないときにどうするか。
余裕がないときにどんな言葉を選ぶか。
そのひとつひとつが、関係を育てます。
夫婦間でのお金の貸し借りという場面は、とても分かりやすい試験のようなものです。
ここで責めるのか、受け止めるのか。
それによって未来の景色が変わっていきます。
差し出す手の温度は、そのまま愛の温度になります。
助ける側も、助けられる側も、どちらも学んでいます。
申し訳なさ、ありがたさ、信頼。
そこにはたくさんの感情が流れています。
この経験を重ねるほど、人は優しくなります。
そしてその優しさが、また次の幸せを運んできます。
支え合うことは、我慢ではありません。
育て合うことです。
今日できる小さな思いやりが、数年後の安心に変わっていきます。
最後に
お金の問題が出てきたときこそ、ふたりの土台が見えます。
敵になるのか、味方でいるのか。
選び続けることで、関係はつくられていきます。
同じ方向を向き、同じ未来を思い描く。
それができている夫婦にとって、夫婦 お金 貸し借り は対立ではなく循環です。
どうか忘れないでください。
手を差し伸べるあなたの姿は、とても尊いということを。
今日の選択が、あたたかな明日を連れてきます。
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