毎日やることに追われて、「今日は何もしなかったな」と感じると、なぜか胸の奥がザワっとする。
そんな感覚、ありませんか。
私自身、40代に入るまで「休むのが下手」な人間でした。
予定が空いていると不安になり、何かしていない自分に価値がないような気がしてしまう。横になっていても、頭の中では「この時間で何ができただろう」と考えてしまう。体は休んでいるはずなのに、心はずっと緊張したまま。そんな状態が当たり前になっていました。
でもある日、守護天使から受け取った静かなビジョンが、私の感覚を少しずつ変えてくれました。
それは「光が広がる空間で、ただ呼吸している自分」の姿でした。何かを成し遂げていなくても、そこに“在る”だけで十分だと、言葉ではなく感覚で伝わってきたのです。
そこから私は、「なぜこんなにも休むことが苦手なのか」を、丁寧に見つめ直すようになりました。
なぜ私たちは休めなくなるのか|仕事と生産性が自己価値になっている背景
多くの人が無意識のうちに持っているのが、「頑張っていない自分には価値がない」という思い込みです。
これは心理学で COWs(Conditions of Worth) と呼ばれる考え方で、「〇〇している自分でなければ認められない」という条件付きの自己価値を意味します。
たとえば、
・成果を出していないと不安になる
・忙しい自分でいないと落ち着かない
・休むことに罪悪感を感じる
こうした感覚の根っこには、COWsが静かに影響しています。
私も以前は、「生産性=自分の価値」だと思っていました。仕事が順調なときは安心できるのに、少し立ち止まると自己否定が始まる。その状態が続くと、心と体はずっと力が入ったままになり、気づかないうちに疲労が積み重なっていきます。
休息が取れないのは、意志が弱いからではありません。
長年染みついた価値観が、そうさせているだけなのです。
休息は「止まること」ではなく「整えること」
休息というと、何もしないこと、動かないことだと思われがちですが、本質は少し違います。
休息とは、心と体のリズムを“元に戻す”行為です。
私が実践して効果を感じたのは、とても小さなことでした。
・5分だけ目を閉じて呼吸に意識を向ける
・昼下がりに15分だけ横になる
・スマートフォンを別の部屋に置いてお茶を飲む
最初は「こんなことで意味があるのかな」と思いましたが、不思議と心のザワつきが静まっていくのを感じました。休息が上手な人は、長時間休んでいるわけではなく、こまめに整えているだけなのです。
また、好きなことに没頭する時間も立派な休息です。
料理、散歩、音楽、ぼーっと空を見ること。生産性とは無関係な時間こそ、心の深い部分を回復させてくれます。
休息が苦手な人ほど、「休む=怠ける」というイメージを手放すことが大切です。休むことは、次に進むための準備であり、自分を大切に扱う行為なのです。
COWsに気づくと、心は自然とゆるみ始める
自分の中にあるCOWsに気づくと、不思議と呼吸が深くなります。
「ああ、私はずっと条件付きで自分を認めていたんだな」と理解するだけで、心は少し緩みます。
自己肯定感を高めるために、特別なことをする必要はありません。
今日できた小さなことを思い出す。
疲れている自分に「よくやってるね」と心の中で声をかける。
それだけで十分です。
マインドフルネスや瞑想も、COWsから距離を取る助けになります。今この瞬間に意識を戻すことで、「もっと頑張らなきゃ」という未来への焦りや、「あれが足りない」という過去への後悔から自由になれます。
守護天使は、いつもこんなメッセージを送ってきます。
「あなたは、何かを足さなくても光そのものです」
休息を許せるようになると、生き方そのものがやさしくなります。無理をしなくなり、人にも自分にも寛容になれる。結果として、人生全体が穏やかに整っていくのです。
まとめ
休息が苦手なのは、あなたが真面目で、頑張り屋さんだからです。
でも、仕事や生産性だけが自己価値ではありません。
COWsに気づき、休息の意味を捉え直すことで、心と体は少しずつ回復していきます。
休むことは、人生を止めることではなく、整えて次へ進むための大切な時間です。
今日このあと、ほんの数分でも大丈夫です。
自分のための静かな時間を、そっと許してあげてください。
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