「ありのままの自分で生きたい」と思ったことがある人は、とても多いはずです。
でも実際には、その“ありのまま”がよく分からなくなってしまう瞬間もありますよね。
仕事の立場、家族との関係、周囲からどう見られているか。
日常を生きているだけで、人はたくさんの役割を背負っています。
その中で、自分の本音や本当の望みが、いつの間にか後ろに追いやられてしまうことは珍しくありません。
私自身も、人の相談に向き合う仕事をしているからこそ、自分の気持ちより「正しさ」や「期待」を優先してしまい、心が少し重くなることがあります。
そんなとき、ふと立ち止まって考えるのです。
「今の私は、無理をしていないだろうか」と。
ありのままの自分で生きることは、甘えでも逃げでもありません。
むしろ、自分の人生を自分の足で進むための、とても現実的で強い選択です。
ありのままの自分とは「一番ラクな状態の自分」
ありのままの自分という言葉は、とてもきれいに聞こえます。
でも実際には、完璧な自分や理想像のことではありません。
私が思うありのままの自分とは、
「無理に背伸びをしていない自分」
「心に余計な力が入っていない自分」
この状態です。
誰かに認められようとしていない。
評価を気にしすぎていない。
正解を探しすぎて、疲れていない。
そういうとき、人は自然と呼吸が深くなります。
表情もやわらぎ、言葉も穏やかになります。
この“ラクさ”こそが、ありのままの自分のサインです。
多くの人は、「こうしなければならない」という思い込みを、無意識に自分に課しています。
でも実際には、誰もそこまであなたを縛ってはいません。
ありのままの自分で生きるとは、自分で自分を縛るのをやめること。
それだけで、心は驚くほど軽くなります。
他人の目に縛られるほど、自分の人生が小さくなる
日常生活の中で、人は想像以上に周囲の目を気にしています。
職場でどう見られているか。
家族にどう思われているか。
「変だと思われないかな」「失敗だと思われないかな」。
でも冷静に考えてみると、他人は自分が思うほど、あなたのことを深く考えてはいません。
多くの人は、自分のことで精一杯です。
それでも私たちは、勝手に想像を膨らませてしまいます。
そして、その想像が不安を生み、自分の行動を制限してしまうのです。
ありのままの自分で生きられなくなる一番の原因は、他人の評価ではありません。
「こう思われるかもしれない」という、自分の思い込みです。
その思い込みが増えるほど、選択肢は減り、人生は小さくまとまってしまいます。
本当はもっと自由に考えていいのに、心の中でブレーキを踏み続けてしまうのです。
ありのままの自分で生きる人は、わがままなのではありません。
「自分の人生に責任を持っている人」です。
だからこそ、周囲に振り回されにくくなり、結果的に強くなっていきます。
理想の人生を具体的に描くと、今の自分が見えてくる
ありのままの自分を知るために、とても効果的な方法があります。
それは、「自分がどこに向かいたいのか」を具体的に考えることです。
・どんな働き方をしていたいか
・一日の終わりに、どんな気持ちで眠りたいか
・年齢を重ねたとき、どんな生活をしていたいか
ここで大切なのは、現実的な制限を一度外すことです。
お金の問題や環境の事情は、今は横に置いて構いません。
自由に想像してみると、そこに共通点が見えてきます。
「落ち着いている」「安心している」「無理をしていない」。
この感覚が、あなたのありのままの自分に近い状態です。
理想の姿は、今の自分とかけ離れている必要はありません。
むしろ、「こうありたい」と感じるその方向性が、すでにあなたの中にある本音です。
ありのままの自分で生きるとは、その本音を否定せず、少しずつ現実に反映させていくこと。
小さな選択を変えるだけでも、人生は確実に動き始めます。
最後に
ありのままの自分で生きることは、簡単なようで、とても勇気がいります。
でもそれは、弱くなる選択ではありません。
自分の気持ちに正直になるほど、人は迷いにくくなります。
判断も早くなり、ブレにくくなります。
結果として、心も人生も強くなっていくのです。
まずは「今の気持ち」を無視しないこと。
疲れているなら休む。
違和感があるなら立ち止まる。
それだけでも、十分な一歩です。
ありのままの自分で生きることは、特別な生き方ではありません。
毎日の小さな選択を、自分の気持ちに合わせていくだけ。
その積み重ねが、自然と幸せな人生につながっていきます。
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